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トヨタ・セリカ
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トヨタ自動車工業
セリカ1600ST

2022年3月撮影(現存せず)

もう何十回も行き来している道路で、何かを見ちまった味な表情に続き、「どうせ(保管車のような)アメ車」ポツリと鈴木B360が言いました。
何年と探索をやっている身に付いた詰まらない常識では、何年何十回と通っているようなところで『ご新規さん』になんて会えようものがないところで、以前は何も無かった所に何かが運び込まれたくらいの受け止めでしたが、この時は違いました。

探索車をパーーンと戻し遠望してみると、取って付けたように置かれた保管車の類ではなく、土に車体を深く埋め何十年にそこに居たであろう風格を漂わすセリカが、寒々しいまでにさっぱりとした地面に鎮座していました。
ナンデキュウニコンナトコロニセリカガ・・・と思考停止になりそうになるも、周囲にチラホラと見える切り株から樹木を整理伐採して姿が見えるようになったのだとすぐに考えが付きました。

夕日に照らされたボディはサビ色が目立つどころか白が眩しいくらいで、水が溜まったところにサビが見えるだけ。
モールがちょいと落ち、片方のフォグランプやミラーが無いものの、急にここに置いたんじゃないのかと思わせるくらいに状態が良く、果樹園の草ヒロとは思えません。
鈴木B360のビビっときたポイントとしては、ドアミラーとスパイクタイヤ。
現役だった時と、ここに落ち着いた季節を物語っていました。

残念なことに、探検隊の視界に颯爽と姿を見せてから季節がひと回りすることなく、セリカがいたところは掘り起こした土くれの山に景色を変えていました。

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【2022/12/31 22:00】 | 2ドアHT・クーペ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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