東洋工業
マツダ・ルーチェ1500SS(SUA)
昭和42年SS追加~47年FMC
山梨県にて
2007年3月撮影(現存せず)
トヨタライトバスと横並びに置いてあるニッサンエコーの上に載っていたマツダルーチェ。
車名を出した前者2台はフロントガラスの上しか写っていませんが、ルーチェをいっぱいに収めた絵のなかに1960年代の車が揃う密度の濃さ。
畑や果樹園でここまでの濃いものを一時に堪能するのはめったになく、この密度は廃車置き場ならではの光景です。
マツダルーチェは、昭和41年にファミリアより上位の1500cc6人乗り、マツダのフラグシップセダンとしてデビュー。
ロータリーエンジンを得て出たルーチェロータリークーペの存在感が大きいモデルですが、前席がベンチシートの6人乗りを活かしたタクシー、他に教習車もラインナップしていて、自動車ガイドブックの紹介ページはとても賑やかです。
こちらのSSバッチがグリルに付いているのは、昭和42年に追加された専用のグリルとチューンアップされたエンジンで最高速度160キロ(従来モデル+10キロ)のモデルで、フロアシフトとなったので5人乗りとなっています。
昭和43年には当時のブームに乗ってレザートップが標準装備になっています。
ちなみにこの個体では、見上げるアングルで屋根上が見えないのに加えてレザートップが掛かるピラーは見えず、レザートップなのかは未確認です。
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