
走るのはもっぱら暗くなってからという道を珍しく明るいうちに通り、視界に飛び込んできた物体に対し即座に「ハイゼットキャブ」と管理人がコール。
見つけるのは良いんですが、走っていたのが高速道路なもんで急に行きたくなった方に簡単に進路変更できず、しばらくズルズルと走ります。
行くのが面倒な展開に、本当にハイゼットキャブだったかとの鈴木B360からの確認に、ハイゼットキャブでないならコニーワイドくらいのアッサリ顔だったと自信満々に返す管理人。
マチガエタラダメダヨという草ヒロだったり、そもそも車ですら無いものが見えていたという大惨事なオチだと、車を走らせている鈴木B360に申し開きできないとこですが、宣言通りにハイゼットキャブだったので、走った距離はそれなりも結果オーライです。

ダイハツ工業
ダイハツ・ハイゼットキャブ(S35P)
昭和39年登場~41年MC
長野県にて
2020年11月撮影
色々な物が寄せ固められ窮屈そうに身を埋め、顔だけぷはっと出しているハイゼットキャブ。
ミラーがドアから生えているので前期型になります。
もとは屋根が据え付けられた物置だったのでしょうが、その屋根は崩れ飛散防止のためかタイヤが上にのる始末。
ストリートビューで追える限り、ずっとこのような状態でここに置かれ続けています。
歴代ハイゼットのなかでもキャブの名が入っているのは、本格的なキャブオーバー軽四輪を謳ってのデビューだったのと、併売されたセミキャブオーバー型の初代ハイゼットとの区別のため。
キャブオーバー軽四輪トラックでは、ホープ自動車のホープスターOVがハイゼットキャブより前にあり、初の高床三方開の荷台をモデル化し時代の先を行く着想があったものの、ハイゼットキャブの参入で大手資本と同じ土俵では戦いきれずに撤退していきます。
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