
鈴木自動車工業
スズキ・キャリイ昭和48年MC~49年MC
山梨県にて
2012年12月撮影
猫の歩いて行った方を眺めると、ぶどう棚の向こうに埋もれる軽トラックが見えました。
冬を迎えて草の勢いが衰え姿を見せたようで、ライト周りのグリルがほぼ隠れ、窓部分のシルエットで正体を探らねば・・・と普通の軽トラならなったところですが、グリル上にオーナメントのような飾りが付いています。
このオーナメント、オーナーが後付けしたカスタムアイテムではなく新車時からの装備で、これだけでL50キャリイだというのがわかる分かり易い目印のひとつです。
鈴木自動車工業
スズキ・キャリイ一方開きスーパーデラックス(L50)
昭和48年MC~49年MC
長野県にて
2006年11月撮影
L50キャリイは47年登場時にはオーナメントは無かったのですが、同年代の他メーカーの軽トラよりライトの位置が下にあり、フロントガラスから離れていて間がのっぺらなところを締めようとしたのか、48年のガイドブックにはグレード関係なく全車にこのオーナメントが装着されています。
49年になると早くもオーナメントが廃止されていて、気の迷いで変なアクセサリーを付けていたかのように、無かったことになっています。
オーナメントを付けていた期間は限られますが、この隠れた個体はそこにドンピシャリとはまった1台でした。
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