

日野自動車工業
日野RC長野県にて
2018年3月撮影
伊那谷の幹線道路を走っていると、この地域では見慣れたカラーリングのバスを発見。
伊那バスの廃車体です。
畑や果樹園の物置、資材置き場、中には家の庭の物置と、伊那谷のあちこちで置かれているのを見かけます。
車体のバリエーションも、大型の観光タイプ、路線バス、中型路線バス、マイクロバスと豊富で、適材適所活躍の場を得て伊那谷に散らばっています。
こちらの1台は観光タイプと思いきや、見通せた畑側の窓割がちょいと変わっている。


元は車体の前方にドアがひとつだけの観光タイプだったのが、現役時代の後年に車体の中央付近にドアを増設していて、路線バスへの格下げが行われた車でした。
このような改造は、書籍の日本のバス年代記によると、ワンマン車を確保するためのもので多く見られたとのことですが、この個体では車掌用のブザーボタンも見られ、ツーマンにも対応した設備を持っています。


日野自動車工業
日野RV長野県にて
2019年11月撮影
リアからしか望めなかった1台をこの機会に。
入り組んだ集落道を走っているとき、道路の一段下にはまりこんでいるのを見つけ、現役時代には走る機会など絶対になかった!というようなところに貰われています。
色々な部材を使って建てられているパッチワークのような倉庫の方が印象的すぎて、立地以外のバスの記憶が抜け落ちています。
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