
行き止まりの一本道というのは気が楽なもので、道中の草ヒロは帰りに見れば良いと折り返しの終端を目指せます。
道の終わりまで探索の手を緩めないというのは、終端でご褒美を頂戴したことがあるからで、趣味人あるあるのひとつであったりします。
それが大物であれば美しいエピソードになるものですが、そうは問屋が卸さないのが現実で、手ぶらで帰ってくるのが常です。
期待を裏切られ続けて、遂には途中で雰囲気を読んで打ち切るようになり、終端のご褒美を遠ざけていましたが、今回は道の終わりで草ヒロをしっかりと見てきました。


ダイハツ工業
MAXクオーレー4ドア(E-L45)
年式:昭和54年MC~55FMC
山形県にて
2017年4月撮影
見てきたのもご褒美というにはオーバーな、サブネームだけで車名となっているL系の型式の1台、MAXクオーレです。
フェロー(L37)→フェローMAX(L38)→
MAXクオーレ(L40/L45)ー→クオーレ(L55)
狭間のモデルという感が強く、クオーレという名前も軽バンブームの陰となった感が否めず、バラエティに富んだフェローMAXと比べるとなお地味です。
内容的には昭和51年と53年の排ガス規制をクリアして、時代の要求に応えた実のあるモデルであったことを申し添えておきましょう。
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