第20回クラシックカーフェスティバルinところざわより(1)



会場を奥のほうへと歩いていて、ピカピカに整備された旧車たちがハレの姿が居並ぶ中、凄まじい存在感の後姿のトラックが目に入りました。
ニーイヤーミーティングをはじめ、時折イベントで姿を現すサルベージしたてのバケモノ(いい意味での)が、今回ところざわにも来ていました。

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トヨタ自動車工業
トヨペット・トラックSK

年式:昭和29年式(モデル生産期間:昭和28年9月~29年7月)

S型エンジン搭載の1トン積み小型トラックのトヨペットSKです。
SGトラックのマイナーチェンジで昭和28年に登場のSKトラックは、モデル途中に派生をしたR型エンジンを搭載した1.25トン積みモデルのRKトラック、後にトヨペット・スタウトとなるモデルが、歴史を物語る上で有名な1台になっています。
系統ではSKトラックは途絶えてしまいますが、後にトヨエースとなるトヨペット・ライトトラックSKBが1トン積みモデルを引き継いでいます。
まだ車名が与えられず型式で通っていた頃で、トヨタの他に小型トラックを生産していたのが、オオタと日産だけという時代であると申し添えれば、古さがお分かりになることと思います。

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ドアは両ともに外れていましたが、荷台の上にドアをはじめホイール、キャップ、マフラーなど、あった部品はすべて引き揚げてきたと見え、揃えて置かれていました。
ドアに配されたモールにはYAMADA-BODYとボディ架装メーカー名が刻まれています。
フレームとハンドルから前のボンネット部分ができた状態で、トヨタの挙母工場からラインオフしてきたシャーシに、それ以外のキャビンや荷台をボディメーカーで架装され完成だったので、ボディ架装はモールに社名を記して余りあるほどの大きな仕事でした。

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ボンネット内は経年を感じる部品の劣化も見られましたが、エンジンは健在です。


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架装されたボディを見てみると、骨組みはすべて木製で、フレームの上に梁も立派な枠が組まれ荷台を上に載せています。
ドアは木を曲げて組まれていた枠に薄い鉄板を張り付けてあるだけというもので、大工仕事に近いものがあり、今では熟練の大工か宮大工の細工のような造りです。

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特に印象的だったのはリアウインドウ周りの細工で、開ければ急須などのお茶セットとともに茶菓子がでてくるような茶箪笥風の造りになっていて、運転席側にはお守りが収められるような飾りが施された物入れがありました。

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左のアオリ板に鉄人28号のシールが貼られていました。
現役だったなら風雨で剥がれているでしょうから、シールが貼られた当時、すでに廃車になり留め置かれていたと伺えるものです。

コメント:管理人

コメント

>シャオさん

オーナー氏の話を耳に挟んだところでは、この状態のボディを残すのも・・・というレストアにいろいろと考えているところがある様子でした。

この錆が良いんですよね、
タレントの所ジョージ氏がアメリカのトラックを買い大事に乗られてるのを思い出しました。

世田谷ベースでしたね。

北野たけし氏が等々力ベースでした。

>aipenさん

トヨタの説明では名前こそないもののアメリカンスタイルくらいに触れられていましたが、名前の車を見てみて、オリジナルを見た感があります。
鉄板の塗装にも見えますが、キャビン内の木枠に元色のブルーが見られ、トヨタ博物館が所蔵しているトヨペットSGと同色なのかと思います。


>変態おじんさん

このトヨペットSKは雨風のしのげる場所に置かれていたと見え、ネズミが入り込んでグタグタにしたと見える座席シートが損なわれているくらいで、腐りはないようです。
この前進のトヨペットSGには、博物館に収蔵されている個体がありますね。

歴史的価値ある車

トヨペットトラックSKですね。60年以上も前の車が残っているだけでもすごい事です。私の最近引き上げた初代ハイエースやコロナRT40同年代のマークⅡブルーバード411230セド、グロはたんなる腐りのひどい価値もそれほどないかも知れません。博物館に展示するべき旧車です。

この車種の存在は、恥ずかしながら
初めて見ました!
アメリカの、スチュードベイカーの、ピックアップみたいな顔つき
ですね!
只者ではない雰囲気が写真から
伝わります ブルーからイエローに
塗り替えられたのでしょうね
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草ヒロ探検隊

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