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クラウンツアー前に(10)+クラウンツアー(1)
トヨタキャブオーバーバス

2代目クラウンで入り込んで行ってはイケナイような場所を含め、クラウンツアーに華を添えるような草ヒロを見つけられればと前日に管理人だけでレンタカーを転がしていたときに見つけたバスです。
リアから見つけてサイドビューから、「いすゞ~のバスゥ~」なんて口ずさんだのも束の間・・・

トヨタキャブオーバーバス

ISUZU、いすゞ、五十鈴の文字なんで何処にもなく、想定外のTOYOTA!
見慣れているようなバスには見られない大きな口を開けた独特のスタイルに管理人の口もあんぐりと開いたとか開かないとか。
凄いというのはわかるのに、よく分からない1台を見つけ出しました。
幸いなことに奥深い山中やダート路を延々と走った先というような場所ではなく、大型車でも通れる(廃車されて置かれた時にこのバスが当然走っています)道沿いだったので、クラウンツアーで翌日改めて訪問をしました。

トヨタキャブオーバーバス
トヨタキャブオーバーバス
トヨタキャブオーバーバス

トヨタ自動車工業
トヨタ・キャブオーバーバス

年式:昭和38年
ボディメーカー:不詳
元所有:山形交通
社番:米63135(沢営業所所属、1963年納車135台目を表しています)
ナンバー:山形2 あ1056
山形県にて
2016年4月撮影

フロントに大きくあいた通気孔から、フロントエンジンのキャブオーバーバスであることが分かります。
サイドミラーの下にはアポロウィンカーが、フロントガラスの上には庇が付き、見てすぐに古いと分かるアイテムがあり、加えてフロントライトは4灯ではなく2灯でありスタイル流れでもより古いものでありました。
その他に現地で実車を観察して得られた情報は、年式からナンバーまで列挙しましたが、それ以外はよく分かりません。
ボディーメーカーを示すプレートやコーションプレートは存在を確認できませんでした。
車内には肥料袋などが積み込まれていて、今なお現役の物置で使われています。
そのため傷んだ部分をリアをカバーで覆うなど、補修の手が加えられていましたが、ボディに穴が開いている場所が見られるなど、追いつかない部分も見られ、コンディションは決して良くありません。
それを象徴するかのようにフロントのトヨタマークの付いたカバーが落ちかけていたのが印象的です。
所有者の家族の方に話を伺えましたが、昔は綺麗だったけど今はもう、と破損が進んだコンディションに言葉少なく、朽ち果てよとしているバスの大きな廃車体に当惑しているように見えました。

トヨタキャブオーバーバス

クラウンツアーで並んだクラウンとバスの2台は、トヨタの同じ昭和38年式です。

このバスは、リンク先の80s岩手県のバス“その頃”様でも取り上げていただきました。
草ヒロ探検隊管理人では届きえない部分まで掘り下げて考察をしていただいております。
HP内、その後の廃車体(東北各県)の山形交通のページにて掲載がありますのであわせてご覧になってください。

コメント:管理人
【2016/05/03 22:48】 | バス | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
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コメント
>もーちゃんさん

初めまして。

お父様が山形交通の運転手さんでしたか。
山交には、トヨタのバスがまとまった台数が導入されているので、営業所が違ってもお父様が同型車を運転したことがあるかもしれませんね。
検索をして、ここまでたどり着いていただき、ありがとうございます。
【2020/08/12 17:24】 URL | 管理人 #-[ 編集] | page top↑
親父は運転手
はじめまして。
ヤフーから水戸のボンネットバス愛好者の話題から
ボンネットバス→山形交通→TOYOTAキャブオーバーで辿り着きました。
昭和5年生まれの自分の親父が山交バスの運ちゃんだったので・・
簡単ですが、訪問の挨拶のみで失礼いたします。
【2020/08/08 19:26】 URL | もーちゃん #-[ 編集] | page top↑
>どんぐりさん

来年の探索については会場でも話がありましたが、日程の確保ができれば仙台のイベントの前日に開催になるかと思います。
年を越したくらいには練り始めると思いますので、その頃にお知らせできればと思います。
【2016/05/11 18:12】 URL | 管理人 #-[ 編集] | page top↑
先日のイベントにて写真で見せて頂いた大物が
ついに登場ですね!

来年も行われるであろう山形探索にご一緒できたら、
是非お目にかかりたい1台です。
【2016/05/06 08:14】 URL | どんぐり #-[ 編集] | page top↑
>守護月天シャオリンさん

見つけるだけでも容易くないというのに、それを現場から引き揚げてレストアまで施したら、どう表現したら良いのか凄すぎて見当がつきません。


>羽前の国の旧車狂さん

会社のお付き合いとそれに伴う現場の苦労はいつの時代もあるものです。
今となってはその会社の方針のおかげでレアなものを見られるわけですから、とやかくは言えませんが、なんでこんな車をという声は現場にあったのでしょう。
ボディについては、宿題となる部分が多く、プレートを確認できなかったのが惜しいです。
来年の追加調査で、鑑定を確定付けるものが見つけられれば良いと思います。
【2016/05/05 18:26】 URL | 管理人 #-[ 編集] | page top↑
報告遅れました。実は車体について調べてもらいました。鑑定者はこのボデーに似たバス(いすゞ)を持つ秋田の方で、多分リンク先の主さんも名前をよくご存じの方だと思いますので、間違いない鑑定だと思います。

*車体は中北車体製作所でフレーム&エンジンがトヨタの90系らしいです。
山形交通グループとトヨタ販売の結びつきが強いので中々他のメーカーに買い替えが出来ず最後の最期までトヨタバスを使う事となったみたいです。

それと耐久性が低く整備の現場では大変だったそうで、運転手も苦労した方が結構いたそうです。
【2016/05/04 20:28】 URL | 羽前の国の旧車狂 #-[ 編集] | page top↑
こんばんは、自分も80s岩手県のバス“その頃のサイト一通り見ました。

当時のバスを発掘して廃車体からフルレストアするとは凄いです。

【2016/05/04 18:35】 URL | 守護月天シャオリン #-[ 編集] | page top↑
>魔洲魅丸さん

トヨタも日野に任せきれずにスッパリとは大型バスを切れなかったところもあります。
日産と比べて幅広くラインナップを持っていたものの、今に残る台数は極めて少ないです・
【2016/05/04 18:13】 URL | 管理人 #-[ 編集] | page top↑
対抗馬
日産キャブスター(バス)の「対抗馬」的存在なのか、大型メーカーに統合される前のバスですね
【2016/05/03 23:02】 URL | 魔洲魅丸 #-[ 編集] | page top↑
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