2016/04/04
春の山梨満喫ツアー(2)

地図を眺めていると果樹園地帯を貫くようにショートカットが決まりナビゲーションしながら進んでいると、花が咲き乱れる庭の先の遠くのほうに草ヒロを見つけました。
一瞬でしたがハチマルや550や箱の類では無いのは確かで「何かあった!」と叫びまして車が停車しました。

車を置いて向かってみると、遠目でも初代ファミリアバンだとわかるシルエットがハッキリと見渡せ、800か1000のどちらか?というところに興味がいきましたが、その次元を越えるものがありました。



東洋工業
マツダ・ファミリアワゴン(MSAG)
年式:昭和39年登場~(41年のガイドブックには掲載なし)
山梨県にて
2016年3月撮影
今まで何度となく末期顔のバンをワゴンだワゴンだと騒いできましたが、今回は正真正銘ワゴンです。
歩いていってグリルを遠望するやいなや、ゴチャゴチャしたグリルから(ライトバンと比べて豪華なと申しますか・・・)、写真でしか見たことがありませんでしたが、すぐにワゴンだと分かりました。
グリルは黒色に塗られていて、本来のギラギラとしたシルバーの風貌からは変わっていましたが、追い求めていたグリルが確かについていました。
ドアが千切れ落ちて立掛けられ、果樹園の物置草ヒロとしては活用期を終えているのが絡まった枯れ草からも見て取れましたが、果樹園の中心に置かれ続けています。
新車時から装着していたと見られるホワイトリボンタイヤを履いたままのようなので、それほど長くは乗られずに果樹園に落ち着いたようです。

ぶどう棚の下には緑肥となるホトケノザの紫の花が一面に絨毯のように覆っていました。
天気が曇りがちであったので写真に心残りがあったため、ご一緒したひとの猛烈なリクエストにより晴れた翌日再び訪れていみると、

緑肥として刈り込まれて、紫の絨毯は姿を消していました。
ガクリと来ましたが、また来年花が咲く頃の訪問を誓い去りました。
コメント:管理人
コメント
初代ファミリアをスルーするほど度胸はありませんが、しっかりと確認して本当に良かったと思います。
前期型は見るアングルによって表情が大きく変わるような気がして、角度によってとてつもなくブサイクに見えることがありますが、後期型ではそのような事を感じたことがありません。
リボンタイヤのフォローありがとうございます。
しっかりと見ると確かに白帯の幅が違います。
2016/04/05 18:30 by 管理人 URL 編集
さて年式は昭和41年5月までの前期型、前期型信仰の私ですが、極稀に後期型が好きなケースが有り、この800も後期型が好きです。
タイヤですがよ~く見るとフロントとリヤではリボンが違います。先ず間違いなくフロントは2回目以降のリボンタイヤです。
以前も書いていますが亡き親父はアンチホワイトリボン派で、カローラは早々にリボンなしタイヤにしました。
2016/04/05 14:28 by 羽前の国の旧車狂 URL 編集