奥の細道を行く(25)

スカイラインエステート

モザイクをかけましたワゴンのまずは車内から。
古い年式と伺えるハンドルとコラムシフト、助手席方向へといくとチョークレバーとファン(エアコンではないのがミソ)の操作スイッチが見え、その他は内張りが垂れ下がっていて少し見えません。

スカイラインエステート

続いてドアレバー(助手席)。
鍵穴にはカバーが付いていて、使わない時のケアも万全!というか、少々過保護なアイテムにも思えます。

スカイラインエステート

バックドアには流麗なカタカナでプリン(ス)の文字が薄っすらと見えまして、

スカイラインエステート

お顔のワン・ショットで目を引くのは、幾重にも織りなす整然とした縦基調のグリル。
車名の冠にニッサンと付くと横基調グリルとなるので、プリンスの証とも言える表情です。

スカイラインエステート
スカイラインエステート
スカイラインエステート

プリンス自動車工業
プリンス・スカイライン1500エステート(W50A)

羽前の国にて
2014年4月撮影

モザイクをかけたところで分かる人にはひと目で分かったであろう「廃車体街道を行く」で紹介された有名なスカイライン・エステート。
ライトバンなどと昨日の記事でボケっと書きましたが、ライトバンのスカイウェイではなく、ワゴンのエステートで、5ナンバーの乗用車です。
冬眠から明けたばかりの一番良い時期にご案内いただいたため、全貌をほぼ見ることができましたが、夏ともなれば車体を草の中に屋根まで埋もれさせていることでしょう。
途中の写真でも触れたプリンスというのは、バックドアには失われた部分もありますが、窓の下に「プリン(スサービ)スカー」と、右テール横には「(部)品課」という文字が辛うじて読み取れ、元はプリンス自動車の社用車だったと物語っています。
冬ながら枯れ草に覆われた姿から、物置としての役目は既に終えていて、思い出の車をとってあるという風になっています。外れてしまったリアバンパーを、ボンネットの上に置いてあるのも、処分ができない表れでしょうか。
現役の頃には、集落に嫁いできた花嫁を迎えに行ったというエピソードがあり、オーナーだけではなく集落の住人にとっても思い出深い車なのかもしれません。

スカイラインエステート
スカイラインエステート

モザイクを解禁した写真とともに、残雪の山をバックに春の目覚めを迎えようとしている1枚も。
ボンネットに這うツルからは、早くも小さな新芽が姿を現していました。

コメント:管理人

コメント

>羽前の国の旧車狂さん

ドナー探しでなく見つけて虜になっていたら、道を造ってでもという1台でしょうが、オーナーが亡くなってしまい、引き出すのにも思案に暮れてしまうというのであれば、このまま残り続けるのでしょうね。
エンジン不調で点火時期調整の頃にそれを受けずに廃車され、自宅に他にも3台の廃車を置いていたというのであれば、歴代の愛車が揃っていそうです。


>魔洲魅丸さん

ワゴンのハズが、後のスカイラインではライトバンに与えられてしまったエステートという名。
また、エステートバンとバンを豪華に飾る言葉になってしまうあたりは、時代の流れを感じます。


>プリンスサービスカーさん

もしかしなくとも、有名なプリンスサービスカーのオーナーさんですね。
昨年のところざわでは、貫禄満点のサービスカーを堪能させていただきました。
近場ですと、山梨と長野の県境の高原で横グリルのスカイラインバンを2006年に見かけていましたが、今年のGWに再訪問をしてみると姿を消しているようでした。

ボクも同じ型のスカイラインバンを足に使ってるので近所にこんなクルマが有れば引き取りに行きます。このクルマの話は以前聞いたのですがあまりにも遠いためあきらめました。

おフランス

ステーションワゴンを「エステート」と呼ぶあたりが「プリンス」らしい さすが「貴公子」

 思い起こしてオーナーさんの所感

 オーナーさんは当時80歳前後と思いますが、指輪を左右の薬指にしていました。あの年齢にしてはと集落の人にしては珍しい方です。お会いした当時入退院を繰り返され余り体調が良い状態ではなかったみたいです。でもわりと気さくな方でした。

 自宅の敷地には3台ほど廃車が有りました。

あともう一つ

 あくまで推測ですがこの車は昭和41年ないし40年にこの集落に入りました。集落では一番初めの車ですが、更に奥の集落の方が41年6月MCのファミリア800ライトバンDXを購入し新車かどうかは判りませんがプリンス合併覚書が40年10月に交したのでこの頃から41年に掛けて処分したと思うのでこの時期と判断しました。

 最後の状態はエンジン不調だそうで誰かさんのクラウンと同じ状態です。因みに誰かさんのクラウンはオートマとステアリング関係も駄目でした。

 多分余りメンテナンスはしてないかも知れません。

 廃車時期は48年の3月以前まぁ47年の車検切れかと見て居ます。点火時期調整は48年1月から4月末まで全部の車が受けなければならず、それが無い、痕跡も無いのでこの様に見ました。

 スカイウェイライトバンのデフギヤが壊れたのでドナー探しした10年前に発見しました。この時エステートと判明し、セダンと同じデフで使えないと判明し、昭和41年式のスカイラインライトバンも此処から数キロ先に有るので、調べると間違いなくライトバンでこちらを引き上げこの車は残りました。

 それから数年して珍しいのでレストアを試みるが今度は現場から引き下ろせない問題に直面しそのままです。

 書類については有るそうですが発見に至らずオーナーが亡くなりましたのでこのままです。
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