今日は、近所の重巡洋艦の名前の由来にもなった山へ散歩にでかけ、
地元を10キロくらい歩いただけで3台のご新規さんを発見しました。
とは言っても、最も古い車が昭和54年なので、質的には誇れたものじゃありませんが、
車検切れの車を見つけて引取のチラシをくまなく置いていく業者の跳梁が著しく、
そのうちに撮ろうとしていた廃車があっという間に姿を消した中で、
まだまだしぶとく頑張っている草ヒロたちが居ました。

富士重工業
サンバートライ✕2
こちらのサンバートライは、ご新規さんではありませんが、
お隣のブルーのポーターキャブがドナドナされても残る頑張っている1台です。


続いてご新規さんのサンバートライ。
駅近の県道から一本入った路地のドル箱と言える月極駐車場の一角に、
「これは何年ものだろうか」と考えてしまうヤレっぷりで置かれていました。
定期点検ステッカーに昭和64年とうっすらと見えたので、
平成の世になって直ぐに御役御免になったようです。
平成になってからの四半世紀で、駐車場のメンツは総入替えしたでしょうし、
背後に少しだけ写り込んでいるバスと電車も世代交代を果たしていて、
挙げたものの中で、このトライが動いている姿を知るものは居らず、
畑で草ヒロしているトライでは思わない孤独を感じました。

トヨタ自動車
トヨエース/ダイナ・クイックデリバリー駐車場繋がりなのか、色あせたクイックデリバリーの姿が一番奥に見え、
車検切れを確認してみれば平成15年7月でした。
10年以上置かれたままにしては、周囲が荒れていないので、
車体に名を連ねている山梨の地名とともに何だろうと思い、
戯れでストリートビューでの確認をしてみると、
2010年12月に撮影されたなかにクイックデリバリーの姿はなく、
それ以降に着いた新参者だと判明しました。
年式は、平成2年頃から平成7年頃までのモデルで、
クイックデリバリー200と名乗る前の、トヨエースかダイナの冠名が付く2トン積モデルです。

ダイハツ工業
MAXクオーレ4ドアハイカスタム(E-L45)緑の生け垣の間に視線をやると、
緑の軽自動車の崩壊した後ろ姿が見えて、思わず声が出ました。
リアガラスから先の屋根が崩壊して無くなっていて、
見通しが良くなった先を見てみれば、フロント部分はあるか怪しいくらいスッキリとして、
廃屋に置いて行かれたままだけで、ここまで崩壊するものかと思いました。

テールライトだけでMAXクオーレなのか、フェローMAXでも360なのか550なのかと、
見分けが付くほど後ろ姿を見てきたわけではないので、
ナンバーステーは?という鈴木B360の問いかけに、
バンパーが脱落しているというのに360と言い切ってしまいましたが、
日本車検索大図鑑で皆さんをしっかりと見比べてみますとフェローMAXではなく、
MAXクオーレでも昭和54年3月MCの後期型であると分かりました。
さほど古くはありませんが、地元での散歩史上最もインパクトある1台です。
コメント:管理人
参考資料:日本車検索大図鑑4