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お正月の山梨より2012(20)

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富士重工業
レオーネエステートバン4WD(L-AP3)

山梨県甲府盆地にて
2012年1月撮影

管理人にとって2012年の探索個体の中で一番印象に残ったのがこのレオーネです。
取り立てて激レアと称せる個体でなければ、
サルベージをして今乗っています!というわけでもなく
草ヒロや自動車とはまったく関係ないところで、数々の要素が重なり合って、
探索において一番起きてはいけない事件に遭遇しました。

ゴルフ場と雑木林の間の道へと入ってくるも、進むべき方向とは逆に進んでいたため
転回する機会を伺いつつ流していると、カクイライトバンの姿を認めて停車。
いつものように管理人が撮影のために車から降りると、
鈴木B360は気を利かせて、転回場所を求めて走り去りました。
撮る人と運転する人の役割分担がはっきりと分業されて、
スムーズな探索行動であったのですが、この時だけはコレが裏目にでました。

カメラのファインダーを覗き込んで、被写体に神経を注いでいると、
そこかしこから犬が吼えはじめるのが聞こえ、声のする方を一瞥してみると、
夕暮れで暗がりの訪れた雑木林の20メートルほど先に、
体長1メートルを越える巨大なイノシシが笑えるくらい呆気なく居て、
目が合いました。
ファインダーから目を離して数秒の間の出来事でしたが、
彼と目を逸らした次の瞬間には脱兎のごとく走り出していました。

探索車の転回を終えて、鈴木B360が戻ってくると、
道の先から今までに見たこともない形相の管理人が走ってくるのが見え、
止まるなり管理人が車に乗り込んできて息を切らしながら、
「イノシシ!イノシシ!!」と連呼をしますが、それらしき姿はどこにもありません。
幸いにしてイノシシも犬の鳴き声や人間の存在に逃げ去ったようで事なきを得ましたが、
まったく遮る物のないところで、ひとり巨大なイノシシと対峙してしまった戦慄の瞬間は、
忘れようにも忘れられません。

探索中に畑や果樹園でラジオが大音量で流してあるのに何度となく遭遇していましたが、
野生動物が闊歩している中で野良仕事をやっていることの表れで、
そんな中へとほぼノーガードで足を踏み入れている探検隊への戒めとなる、
名づけて「甲府盆地イノシシ事件」でした。
イノシシが追ってこなくて、そして熊でなくて本当に幸いでした。
レオーネについてはすべてがイノシシで吹っ飛んでしまい、
写真という記録はあれども、撮影者の記憶はまったくありません。

コメント:管理人
【2013/03/19 15:00】 | ライトバン | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
>草疲労さん

猪と接したのはこの件で2回目。
車から見たり、鍋で頂く分には何の害もありませんが、鹿は直前横断で肝を潰しました。
猿や猪には道路で遭遇することは山間部で多々あり、もはや珍しく無いのですが、長野では一度カモシカに遭遇しています。
また、出かけて行って一番目にするのが猫で、草ヒロに住んでいる以外にも、道路で寝転んで動かない者や、目が合うなりえらい勢いで逃げ去るものまでバリエーション豊かですが、猫を多く見かけた探索はアタリであったことが多いです。

で、問題の熊ですが、今のところ動物園以外では遭遇・接近をしたことがありません。
しかし、すでに活動期に入ったことでしょうから、山歩きの際は、熊除けくらいは携行しようと思っています。
【2013/03/28 23:43】 URL | 管理人 #-[ 編集] | page top↑
野生動物は探索中に猿と鹿によく出くわしますが、猪は未見です!


松本の山でサニーバンの撮影中、横に目をやると熊注意の看板があちこちにあり、その時はそそくさと逃げ帰って来ました。
【2013/03/23 09:46】 URL | 草疲労 #-[ 編集] | page top↑
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