![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 日産自動車 ダットサン・キャブライト1150ライトバン(VA221) 長野県佐久地域にて 2013年2月撮影 小型キャブオーバートラックのダットサン・キャブライト。 日産の社史をして、『トヨエース、ハイエースが主流を占め』や 『知名度も低く10%台の占有率』と言わしめてしまった迷モデル。 性能やラインナップの数でもトヨエースの後塵を拝しました。 昭和33年10月に860cc/850kg積みで初代のA20が登場し、 ライトバン(VA20)も初代からラインナップされていました。 昭和35年10月にA120、昭和37年1月にA121とMCを繰り返し、 昭和38年8月には1046cc/1000kg積みのA122へとパワーアップを遂げます。 昭和39年3月にデザインを一新してA220へとFMCを受け、 9人乗りのコーチ(KA220)も追加されます。 昭和41年4月に1136ccエンジンへとさらにパワーアップをしてA221となり、 昭和43年10月に1198cc/1000kg積みのキャブスター(A320)にFMCされ、 10年に渡ったキャブライトは、キャブスターとバトンタッチをします。 心機一転新しい名前で市場に乗り出すも、占有率は11%から18%への上昇で、 シェアの拡大はあったものの、全体の知名度の底上げには至らなかったとみえ、 草ヒロでの個体発見数に如実になって現れています。 2月に行った探索の2回共にラストを飾ったのがこのキャブライトで、 探検隊のふたりして、とてもとても感慨の深い個体になります。 初回は、ハイゼットが追いかけっこをしている記事へのコメントから狙いを定めて行き、 2回目は、送迎バスを草ヒロに放出をした実績のある、キャブライトの近所にある 道楽な旅館へ日帰り入浴をしたついでに寄りました。 キャブライトを見た後の山々を望む露天風呂は格別で御座いました。 ![]() 窓が無かったので車内運転席を臨むことができました。 ![]() エンジンが1136ccなので、律儀なのか律儀でないのかイマイチなエンブレム。 やったぞ!という気合は十二分に感じられるオンリーワンなエンブレムでした。 ![]() キャブライト沿いの道が大きくカーブを描いているため、 鉄道写真の要領で望遠で左サイドをパシャリと。 鈴木B360も右サイドより、この左サイドがお気に入りです。 コメント:管理人 参考文献 日産自動車三十年史 日産自動車社史1964-1973 |
>羽前の国の旧車狂さん
覗き色とは日本的で柔らかな色合いですね。 特に日が暮れた後に見せる落ち着きが大変良いです。 自動車ガイドブックで眺めてしまうと、同じ積載量で価格帯も一緒なので、背高な荷物を考えないならダットサンバンやブルーバードバンに流れるのは普通の向きに思えます。 キャブスターはハイエースのライバルにはなれませんでしたが、日産のお付き合いをしている所にはそれなりに出たと見え、こちらは姿をチョロチョロと見かけられます。 色がいいですね。グレーがかった水色これを覗き色と云いまして冬の京都等日本海側は太陽が顔を出さないけど時折グレーの空の合間から青空が見える事があります。この色がまさにそう。
昔の商用車はこの色が多かった。旧車を見続けもう38年。この色は今もずっと好きですね。 さてこのキャブライトですが日産王国羽前でも殆ど見ませんでした。鉄板が良くなくて持たなかったのか?それともそもそもこの車には用が無くダットサンライトバンを選んだのか? このモデルの後継機種のキャブスターは結構目にしましたね。 >魔洲魅丸さん
シトロエンに限りなく近いイメージは成る程と思いましたが、シトロエンと比べてフォルムに遊びが少なく、ムーミンみたいに愛嬌はあれど、どうしても日本版ムーミンの域をでません。 あとは、メカニズムですが、これはMCで手は施していたものの、ライバルには遠く及ばなかったようです。 >草疲労さん 2008年にバッチリと見逃していたところ図星でしたので、今日の更新分にて安心の2013年ヴァージョンをお送りしました。 こちらのキャブライトのお近くの三菱360は発見されましたか?
さしずめ
「日本のシトロエン」って感じのキャブライト どうも「英国被れ」感が否めないのが日産のデザイン ソフトとハードのバランスが悪いんです 日産車
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