北海道で初代ジュニアを撮影できたので、
発見数の少ないジュニアを総動員して「ニッサン・ジュニアの歴史」をお送りします。
ジュニアB40(昭和31年~)
オースチンA50の1H型1500ccエンジンを搭載し、
ダットサントラックとニッサントラックの間を埋める中型トラックとして、
昭和31年に1500cc1.75トン積で登場したニッサンジュニア(B40)。
トラックだけではなくバンと消防車もラインナップし、
翌年にはシャーシを利用したニッサン・ジュニアキャブオール(C40)が登場。
ジュニアB42(昭和33年~)
昭和33年8月にエンジン改良でB42型となり1.25トン積のNB42型が追加され、
昭和34年12月にはB43型と改良されます。
(ジュニア140)ニッサンFRB140(左・昭和36年モデル)右はニッサンF41
昭和35年4月には新型のG型1500ccエンジン1.75トン積のB140となります。
引き続き1.25トン積のNB140が設定されています。
写真はグリルデザインが一緒の消防車でエンジンはPF型4000ccになります。

ジュニア40(昭和37年~)写真はQ40
昭和37年1月、ジュニアはキャブオールとともにフルモデルチェンジを遂げ、
H型1900cc2トン積の40型と、G型1500cc1.5トン積のN40型となります。
昭和39年2月、SD22型2164ccディーゼルエンジン車のQ40型が追加されます。
ジュニア41(昭和40年~)写真はN41
昭和40年10月のマイナーチェンジで、
H20型2000cc2トン積の41型と、
R型1600cc1.5トン積N41型となります。
ディーゼルモデルはQ41型となります。
ジュニア140/J-141昭和45年10月、プリンス系統のマイラーと統合してフルモデルチェンジされ、
H20型2000ccの2トン積140型と、1.75トン積140N型となります。
ディーゼル車は輸出専用モデルになります。
昭和49年に50年排ガス規制をクリアしてJ-141型となり、
昭和57年その歴史にピリオドを打ちます。
参考資料
日産自動車三十年史
日産自動車社史1964-1973
自動車ガイドブック各号