
馴染みの古本屋にて木炭バスのゲラ刷りカタログをタイミングが合わずに逃したので軍艦の本を求めたところ、「フネもやってたんだっけ?」と突っ込まれ、「前からちょこちょこね」と返した管理人です。
「艦これ」がブームとなる少し前に復活していた自衛艦ウォッチングは、草ヒロほぼ無毛地帯の横須賀においては遠征の必要のないお手軽過ぎる趣味です。

「護衛艦いずも」がアメリカ空母ジョージ・ワシントンを見送りに出て行って、帰ってこないなあと思っていれば、第3護衛隊群の8隻が大挙して横須賀港へとやってきました。
(ここまでの写真は5月20日に初めて入港した時のもの、以下の写真は5月26日ふたたび入港した時のものになります。)
護衛艦ひゅうが舞鶴配備の「護衛艦しらね」の代替艦として竣工した「護衛艦いずも」を横須賀に配備したことにより、そのやりくりで3月に舞鶴へと旅立った「護衛艦ひゅうが」。
2ヶ月弱で早くもその姿を横須賀に現し、なつかしさよりも出戻り感の方が大きな寄港です。
いずも1隻で占領してしまう岸壁も、ひゅうがクラスであれば余裕があります。
護衛艦あたご帝国海軍時代の先代を彷彿とさせる巨大な艦橋とその両側に付いた八角形のレーダーから、とりあえずイージス艦と認知される外見。
入港して近づいてくると、その艦容に圧倒されます。

護衛艦まきなみ
護衛艦すずなみ二隻とも磯子生まれの汎用護衛艦。
近所と言えば近所ですが、「護衛艦たかなみ(110)」竣工以降は自衛艦趣味が萎んでいた時期にあたるため、艦名がなかなか一致しない世代です。
護衛艦みょうこう「あたご型」よりもひと世代前のイージス艦である4隻の「こんごう型」の3番艦。
横須賀には2番艦の「きりしま」が配備されていますが、造船所に入っているのかしばらくご無沙汰しています。
米海軍基地を見れば、イージス艦なんていうものはゴロゴロ居ますが、久しく日本のイージス艦を見ていなかったところに、今回は「あたご」と「みょうこう」の2隻が一挙入港しました。
護衛艦ゆうだち「むらさめ型」3番艦として浦賀生まれの「ゆうだち」には、建造中は馴染みがありましたが、竣工後は横須賀に配備されなかったため遠のいていました。
見飽きた感のある汎用護衛艦ながら、横須賀配備の「むらさめ」と「いかづち」の2隻がソマリア沖へ派遣されていて留守なため貴重な客人です。

護衛艦ふゆづき「あきづき型」4番艦の「ふゆづき」。
艦容は、艦橋上に配されたレーダーからイージス艦もどきにも見えますが、艦の役割はそのイージス艦を空の脅威から守ることにあります。
ネームシップの「あきづき」を含め、その姉妹艦の全てが帝国海軍の防空駆逐艦の名を継承しています。

護衛艦せとぎり「あさぎり型」6番艦で浦賀生まれですが、竣工時の記憶はほぼありません。
ただ、記憶のなかに「あさぎり型」の艦尾の形が色濃く残っており、せとぎりに限らず、修理などで浦賀に入っている記憶があるものと思います。
この後の「あぶくま型」の「せんだい」「とね」は進水式を見に出かけた記憶があるのですが・・・。
前級の「はつゆき型」に比べスケールアップしていますが、後級と比べると小ささは否めず、艦橋構造物などは遠くに眺めると小さいと感じるくらいです。

本日の横須賀港は、朝には「あすか」「てるづき」「さわゆき(除籍艦)」だけの並びであったところに、昼前には8隻を迎え賑やかな陣容となりました。
大きなフネがドンと居るよりも、いろいろなフネが居たほうが・・・、と早くも愚痴がでそうです。
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