
バイオレット、オースター、スタンザの三姉妹。
ブルーバードが510から610へ車格をアップしてFMCをすると、
サニーとブルーバードの開いた間を埋めるべく、510の車格を継いで登場した710バイオレット。
昭和52年5月に新たな型式をもらい2代目へとFMCを果たし、
同時にオースターが、8月にはスタンザが登場をします。
バイオレットとオースターはそれぞれ英語でスミレと南風を意味し、
若者をターゲットにした2ドア、そしてバンモデルを設定していたのに対し、
スタンザはイタリア語で部屋を意味し、角目2灯というスタイルからして姉たちとは異なり、
快適な居住性と高級化路線を取り、4ドアセダンのみの設定で登場をしました。



日産自動車
ニッサン・スタンザ マキシマ(A10、後に53年排ガス規制クリアで
A11)長野県上田地域にて
2012年4月撮影
上田地域を山の方へと分け入って、ある程度まで上って行ってキャブライトで引き返し、
国道を目指して来た道を走っていると、山の上に角くて白いセダンが見えました。
車では行けそうになかったので歩いて上って行くと、先にリアとMaximaの文字が見え、
ブルーバードマキシマ?などと大ボケしてからフロントを拝むも瞬時に名前は出ず、
トランクのナンバープレートランプにスタンザの文字を見つけて理解出来ました。
しっかりと資料で調べてみると、初代スタンザの前期型で、マキシマは最上級のグレード名でした。
後で調べて知って写真を見てみると、車格以上の高級感を追求したのがよく分かり、
さながらセド・グロを縮小したような風格を漂わせ、
座席シートもフカフカそうで高級感を漂わす表地をしていました。
畑の休憩車になるにはもってこいの1台でした。
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