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ブログ開設5周年を迎えました。(2)
スタウト1500

今年の成果の中で、ロケーションや車の風格ともトップクラスの個体です。

スタウト1500
スタウト1500
スタウト1500 リア

トヨタ自動車工業
トヨペットスタウト1500 1.75トン積み(RK45)

長野県松本盆地にて
2012年3月撮影

極レア車としてライトスタウトが居りますが、
スタウト1500とは同じR型エンジン搭載以外は、
積載量が1トン積みであったり、タイヤが小さかったり、
オーバーライダーが無かったりと異なる点が多いです。
ライトスタウトだったら…と思い馳せましたが、スタウトでした。

この個体は、昭和35年登場の2代目スタウトの後期型で、
昭和37年10月のスタウト1900追加と共に行われたMCモデルです。
前期型の2灯から4灯になり顔付きは凛々しくなり、
スタウトと言えばこの顔という有名なモデルではありますが、ロケーションが素晴らしい。

スタウトへの路

博物館でも無ければヤードでもない、
山の上の使われなくなった道の傍らに佇む、
純粋天然草ヒロでした。

コメント:管理人
【2012/06/01 10:27】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(1) | コメント(3) | page top↑
ブログ開設5周年を迎えました。(1)


6月1日、草ヒロ探検隊のブログは5周年を迎えました。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

本日は記念として、ここ半年の探索でビビッときた2台のトラックをご紹介します。
まずは、大物だったけどこの有様で、現地で車名がほぼ分かりながらも、
すんなり喜べなかった1台です。
もう1台は、お昼頃の登場です。

右にのみ残る取って付けたようなつぶらなライトは、この個体オリジナルの物です。
それ以外のフロントパーツが綺麗サッパリ無くなっていてガッカリ感が否めません。

12060103.jpg
12060101.jpg

日産自動車
ダットサンキャブライト(A120/A121/A122)

長野県上田地域にて
2012年4月撮影

略歴を示しますと、

昭和33年10月 定員2名、860ccエンジンを搭載した初代が発売(A20)
昭和35年10月 FMCで2代目へ(A120)
昭和37年 1月 グリルの意匠変更、定員が3人乗りへ(A121)
昭和38年 8月 エンジン換装で1046ccへ(A122)
昭和39年 3月 3代目にFMC(A220)

ライバルにコテンパンにされた、割りと地味なモデルです。
このモデルの頃には、すで灯火点滅が主流となっており、
アポロ方向指示器はオーナーの強いこだわりのようです。

コメント:管理人
【2012/06/01 00:34】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(1) | コメント(9) | page top↑
40万アクセス&まもなく5周年ベスト(4)~神奈川探索にて
マツダライトバス

東洋工業
マツダライトバスC型(AEVA/AEXA)

神奈川県相模原市にて
2006年5月撮影(撤去済み)

草ヒロ探検隊初期の探索は、鈴木B360が知っている個体をコツコツ巡るというのが根っこあって、
それから枝分かれをして新規個体の獲得をしていったという時代でありました。
神奈川を周る初めての探索で、鈴木B360はセドリックやレパードを乗り回していた頃に通っていた
解体屋に案内をしてくれたのですが、更地になるために「お片づけ中」でした。

かつて鈴木B360が通いつめていた頃には、
A型ライトバスがウジャウジャいたという変態ヤードであったのですが、
A型の皆さんはこの時すでに姿を消しており、
お片づけの進展に伴って埋もれていたC型ライトバスがヒョコッリと姿を現していました。
整理不能の魔窟のようなヤードのあっけない終焉は、
草ヒロの無常さを思い知るに十分な光景でした。

コメント:管理人
【2012/05/16 23:42】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
40万アクセス&5周年ベスト(3)~北関東旅行にて
ニッサン・プリンス・スカイライン2000GT-A
ニッサン・プリンス・スカイライン2000GT-A

日産自動車
ニッサン・プリンス・スカイライン2000GT-A(S54A-3)

栃木県にて
2006年GW撮影

「羊の皮を被った狼」の名でスカイライン神話の原点となったスカイラインGT(S54A-1)
日本グランプリ公認モデルになるために100台だけが生産され昭和39年5月1日発売。
直後のレースではポルシェ904が優勝したものの、2位から6位を独占し話題を呼び、
レース翌年の昭和40年2月に仕様変更され、スカイライン2000GT(S54B-2)として発売。
10月に一般向けスポーティセダンとしてGT-A(S54A-2)「青バッチ」が追加されると、
2000GTはGT-B「赤バッチ」となり、この時にスカイラインのシンボルのひとつと言える
「赤バッチ」と「青バッチ」が誕生しました。

この納屋で土ぼこりを被っていた個体は、
「青バッチ」のプリンスと日産が合併した後の昭和41年10月MCモデルになります。
お尻だけの写真でありますが、見えないお顔はというと、
プリンスの縦基調だったグリルから、横基調に変わったニッサンの顔をしています。
『農家の納屋で観音クラウンなど古い車が眠っている』というのは、
インターネットではそこそこ目にするシチュエーションなのですが、
探検隊は3回目の探索に置いて達成した後は全く無縁で、
現時点では、この探索時のものが最高峰となっており、
ボントラやマツダライトバスを差し置いて堂々のベスト1です。

文末に参考写真にスカイラインGTとニッサン顔のGT-Bを出していますが、
「日産自動車座間庫~2008」フォルダにニッサン顔は居らず、
意外にもトヨタ博物館が持っていた個体がニッサン顔でした。

車選定:鈴木B360
コメント:管理人

プリンス・スカイライン2000GT

プリンス・スカイラインGT(S54A-1)
日産自動車所蔵

ニッサン・プリンス・スカイライン2000GT-B

ニッサン・プリンス・スカイライン2000GT-B(S54B-3)
トヨタ博物館所蔵
【2012/05/13 22:24】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
40万アクセス&まもなく5周年ベスト(2)~プリンス&スカイラインミュウジアム訪問探索
コロナバン

トヨタ自動車工業
トヨペットコロナバン1200(PT46V)

長野県伊那谷にて
2006年4月撮影

3月にプリンス・コマーシャルバンを見た感動の熱も冷めやまぬ4月、
プリンス&スカイラインミュウジアムの営業が始まったので、
ほとんどを下道で長野県諏訪湖畔まで走り、
山の上まで登ってミュウジアム初訪問を果たしました。
当時は幹線道路を走り、草ヒロを見つけて逸れても
元に戻ってひたすら一本道を行くというスタイルで、
今考えると惜しいことに、その先に広がるパラダイスの存在を
その時は全く感じ取ることができませんでした。
このコロナバンも国道から眺められた1台で、
『叢荘8148号室―草ヒロ展示室―』で写真を初めて見た時から、
是非とも見てみたかったもので、探検隊お初のコロナバンとなった思い出深い1台です。

コメント&選:管理人
【2012/05/10 15:00】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
40万アクセス&まもなく5周年ベスト(1)~下呂・白骨温泉旅行
40万アクセス突破と、6月に迎えますブログ開設5周年を兼ねまして、
草ヒロ探検隊探索記・ベストオブベストというコンセプトで、
今までの探索の中から探索1回に付き1台をピックアップしまして紹介して参ります。
2006年3月より本格的な探索を始めてから6年。
記録には残るも記憶が曖昧になり、ブログはというと日々の垂れ流しになっていて、
そろそろ自分たちで整理・把握をしておかねばという時期になりました。
今となっては現物が残っているのか定かではないものもを紹介することとなりますが、
草ヒロ探検隊の書庫整理にどうかお付き合いくださいませ。

プリンス・コマーシャルバン
プリンス・コマーシャルバン

富士精密工業
プリンス・コマーシャルバン(AIVE-2)

下呂~白骨温泉旅行道中にて
2006年3月撮影

この個体の発見が無ければ鈴木B360が草ヒロ趣味を本格再開させることもなく、
管理人も自動車を趣味のひとつに加えることは無かったことでしょう。
草ヒロ探検隊(探検隊という恥ずかしい名前が付いたのは2007年6月ですが…。)
の発足のトドメのひと押しとなった、下呂温泉~白骨温泉旅行道中の1台です。
当時、オールドタイマー誌を購読していた鈴木B360の気になる1台で、
適当に走っていて見つけてしまったのが、以降6年も続けてきた「道」の始まりでした。

肝心のクルマについて少々説明しますと、
プリンス・コマーシャルバンは、昭和32年4月に当時は主流だったトラックベースではなく
乗用車ベースのライトバンとして登場しました。
時を同じく登場したプリンス・スカイラインにより型落ちした
プリンス・セダン(AISH)がベースになっています。

プリンス・セダン
↑【参考写真】日本自動車博物館所蔵のプリンス・セダン
プリンス・スカイウェイ
プリンス・スカイウェイ
↑【参考写真】日産自動車所蔵のプリンス・スカイウェイ

昭和34年5月に車名をプリンス・スカイウエイと改め、
昭和35年4月には4灯ヘッドライトとなります。
昭和37年10月にスカイライン(S21)と同じ顔の、
トミカリミテッドヴィンテージでお馴染みのモデルとなり、
昭和38年9月にスカイラインのFMCとともに2代目となります。

コメント:管理人
【2012/05/08 20:03】 | 40万アクセス&5周年ベスト | トラックバック(1) | コメント(6) | page top↑
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