



三菱自動車工業
ミニカ55バンデラックス(H-A105V)
昭和52年MC(550cc化)~56年FMC(ミニカエコノへ)
長野県にて
2018年3月撮影
区画化された大きいブロックの棚田の道を上ってきて、ほぼてっぺんの明らかにお先行き止まりな十字路に到達。
左右どちらに行こうか眺めると、選択肢になかった直進方向にサブロクのバンらしきお尻が枯れ草から姿を見せています。
果樹園地帯から水田地帯に流れてきて、草ヒロの気配が感じられなくなっていましたが、あるところにはあるものです。
リアのガラスが割れているのが見え、次いでデカールが視認できるとミニカ55バンとさっそくのネタバレ。
サブロクでなく550ccだとガッカリくるものですが、管理人的にはミニカ5バンからのお顔の方が、三菱360へ先祖返りしたようなひょうきん顔でお気に入りです。
フロントに周ると、こんなんでも550なんですというかのようにバッチを付けたお顔と対面できました。
三菱360の後を継いで昭和44年に登場したミニカバンからのボディーで、サイズアップしている全長もバンパーが大きくなっただけで、全幅・全高・荷室の寸法は全く変わらず、10年以上にわたりエンジンを載せ替えて生きながらえたモデルです。
同世代のミニキャブワイド55はわんさか見ることができますが、ミニカ55バンはまぐれでサブロクのミニカバンに紛れているくらいで本当に少数、それでもスズキ・アルトをよそ眼にミニカエコの登場まで孤軍奮闘しました。
周囲は耕作放棄地となってまだ日が浅い水田のようで、どうやら置いていかれてしまったようです。
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