2016/05/03

2代目クラウンで入り込んで行ってはイケナイような場所を含め、クラウンツアーに華を添えるような草ヒロを見つけられればと前日に管理人だけでレンタカーを転がしていたときに見つけたバスです。
リアから見つけてサイドビューから、「いすゞ~のバスゥ~」なんて口ずさんだのも束の間・・・

ISUZU、いすゞ、五十鈴の文字なんで何処にもなく、想定外のTOYOTA!
見慣れているようなバスには見られない大きな口を開けた独特のスタイルに管理人の口もあんぐりと開いたとか開かないとか。
凄いというのはわかるのに、よく分からない1台を見つけ出しました。
幸いなことに奥深い山中やダート路を延々と走った先というような場所ではなく、大型車でも通れる(廃車されて置かれた時にこのバスが当然走っています)道沿いだったので、クラウンツアーで翌日改めて訪問をしました。



トヨタ自動車工業
トヨタ・キャブオーバーバス年式:昭和38年
ボディメーカー:不詳
元所有:山形交通
社番:米63135(
米沢営業所所属、19
63年納車
135台目を表しています)
ナンバー:山形2 あ1056
山形県にて
2016年4月撮影
フロントに大きくあいた通気孔から、フロントエンジンのキャブオーバーバスであることが分かります。
サイドミラーの下にはアポロウィンカーが、フロントガラスの上には庇が付き、見てすぐに古いと分かるアイテムがあり、加えてフロントライトは4灯ではなく2灯でありスタイル流れでもより古いものでありました。
その他に現地で実車を観察して得られた情報は、年式からナンバーまで列挙しましたが、それ以外はよく分かりません。
ボディーメーカーを示すプレートやコーションプレートは存在を確認できませんでした。
車内には肥料袋などが積み込まれていて、今なお現役の物置で使われています。
そのため傷んだ部分をリアをカバーで覆うなど、補修の手が加えられていましたが、ボディに穴が開いている場所が見られるなど、追いつかない部分も見られ、コンディションは決して良くありません。
それを象徴するかのようにフロントのトヨタマークの付いたカバーが落ちかけていたのが印象的です。
所有者の家族の方に話を伺えましたが、昔は綺麗だったけど今はもう、と破損が進んだコンディションに言葉少なく、朽ち果てよとしているバスの大きな廃車体に当惑しているように見えました。

クラウンツアーで並んだクラウンとバスの2台は、トヨタの同じ昭和38年式です。
このバスは、リンク先の
80s岩手県のバス“その頃”様でも取り上げていただきました。
草ヒロ探検隊管理人では届きえない部分まで掘り下げて考察をしていただいております。
HP内、その後の廃車体(東北各県)の山形交通のページにて掲載がありますのであわせてご覧になってください。
コメント:管理人